東北保健医療専門学校は理学療法士、作業療法士、歯科衛生士、介護福祉士、医療事務をめざす医療・福祉の専門学校です。
仙台駅から徒歩5分の好立地にあります。
作業療法科
Occupational Therapy Dept.
人の心に寄り添い
人の喜びを糧として、
自分自身の魅力を
この仕事に活かそう!!
人々の健康と幸福を促進するために、医療・保健・福祉・教育・職業などの領域で行われる作業(対象となる人々にとって、目的や価値を持つ生活行為)に焦点を当てた治療・指導・援助を行う作業療法士。本学科では最短の3年制で、社会人としての態度を身につけ、役割を認識し、知識と技術を修得した、自ら行動のできる作業療法士を養成します。
本校の作業療法科は最短の3年で国家試験を受験することができます。短期間に集中して学び、作業療法士の資格を取得するため、4年制の学校と比べて、より早く業界で活躍することが可能です。
1年前期から、さまざまな医療現場や介護福祉の現場での臨床教育を体験する中で、自己認識を促します。専門性のみならず、医療人としての幅広い視野を持つための学内演習やコミュニケーション技能を高めるための演習を行い、臨床実習につなげます。
学科開設12年目を迎える本学科は、進化を続ける医療現場に対応するための環境整備として、専用機器の導入はもちろんのこと、宮城県や全国の作業療法学会にも学生のうちから参加し、より実践的な学びへと活かしています。
作業療法士
(卒業と同時に受験資格取得)
人々の健康と幸福を促進するために、医療・保健・福祉・教育・職業などの領域で行われる作業(目的や価値を持つ生活行為)に焦点を当てた医療・指導・援助を行う、リハビリテーションの専門職です。主に4つの領域(身体障がい・精神障がい・発達障がい・高齢期)に分かれ活躍しています。
医療人となるための基礎を身につける
「科学的思考の基礎、人間と生活、社会の理解」を学ぶ基礎分野、「人体の構造と機能及び心身の発達」と「保健医療福祉とリハビリテーションの理念」を学ぶ専門基礎分野、「基礎作業療法学」を学ぶ専門分野にて基礎知識を身につけます。さらに、約10日間の見学実習・臨地実習を数回に分けて実施し、作業療法士という職種を早い時期からイメージできるようにします。
作業療法の専門的な知識・技術を身につける
「疾病と障がいの成り立ち及び回復過程の促進」を学ぶ専門基礎分野、「作業療法評価学」と「作業療法治療学」を学ぶ専門分野にて、より専門的な知識・技術・演習を繰り返し、身につけます。後期には病院や施設などで3週間2回の臨床実習を通して実際の作業療法を体験し、作業療法の実践を学びます。
作業療法を実践する総合力を身につける
「地域作業療法学」として、地域作業療法学・就労支援関連法規論などを学びます。前期から9週間2回の臨床実習を行い、実践的技術・技能を修得します。さらに、国家試験に向けた対策演習を行います。
臨床技術を客観的に評価するために生まれた構造化された試験で、臨床実習前後にその評価を行います。基本的態度、臨床技能、臨床思考過程の修得がなされているかどうかを判定し、作業療法科の学生として必要な基本的能力を実習前に身につけることを目的としています。
1年次例 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | 09:00~10:30 | 病理学 | 医学英語 | 解剖学Ⅰ | 心理学 | 人間発達学 |
2 | 10:45~12:15 | 運動学 | 社会行動学 | リハビリテーション概論 | 栄養学 | 一般臨床医学 |
昼休憩 12:15~13:15 | ||||||
3 | 13:15~14:45 | 倫理学 | 日常生活活動実習Ⅰ | 作業療法概論 | 工学 | |
4 | 15:00~16:30 | 基礎作業学概論 | 生理学Ⅰ | スポーツ学 | 触診技術実習 | |
5 | 16:45~17:30 | HR |
※タイムテーブルは一部変更となる場合があります。
現場で働く作業療法士の姿に接し、病院・施設での作業療法士の役割を学びます。作業療法士の患者様への関わりについて、具体的な評価・介入場面から理解を深めます。
地域リハビリテーションの実践現場の見学を通して、地域で働く作業療法士の役割を理解し、地域で暮らす患者様を支える作業療法士の行動を修得します。
作業療法士が働く各領域において、その役割を認識し、作業療法士の患者様への関わりを模倣しながら具体的な評価・介入場面についてのその方法を理解していきます。
臨床実習指導者の指導、監督のもとに作業療法を実践し、その意味を理解します。自ら行動し、患者様の治療効果を検証できるように学びます。
基礎3科目(解剖学・生理学・運動学)をフォローするために、生物学の基礎を学習します。また学習方法の確立を目的にポートフォリオなど学習方法を提示することで、学習状況を共有することへの抵抗感低減、課題・スケジュール管理などの修得も促します。
国家試験対策として、基礎3科目の復習を中心に、外部模擬試験なども取り入れて、基礎学力を身につける学習を行います。
国家試験対策として、基礎3科目と専門科目(疾患・評価・治療)をつなげた学習と理解を促します。模擬試験なども活用し知識の定着化を図ります。
髙橋 凜さん
岩手県 一関第二高校出身
作業療法士は、医療職の中でも多様な方々を対象とするため、新しい気づきが多く、自分の成長につながると考えました。入学の決め手は、通いやすく、1年次から見学実習があることです。好きな授業は解剖学や運動学。骨や筋肉の名称、筋肉がどのように作用しているかなど、高校では取り扱わない領域を学ぶため、新しい知識が身についていると実感できます。学校の魅力は、先生方が明るく優しいところですね。私たちの意見を積極的に授業に取り入れてくれ、学びやすい環境になっています。
06:00 | 07:30 | 08:30 | 09:00 | 12:15 | 13:15 | 16:30 | 17:30 | 18:30 | 19:30 | 22:00 | 23:00 | 24:00 | |
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起床 ・ 身じ たく |
登校 | 朝食 | 授業 | 昼休み | 授業 | 自由 時間 |
帰宅 | 夕食 | 課題 ・ 自由 時間 |
入浴 | 課題 ・ 自由 時間 |
就寝 |
矢野 大輔先生
作業療法士の活躍の場は病院・介護施設だけでなく学童保育や放課後デイサービス、司法施設など幅広い分野へ広がりを見せています。患者様が「その人らしい生活」を取り戻せるように、身体機能のリハビリだけでなく、日常生活や余暇活動にも焦点をあて、動作方法や道具の工夫、生活環境の調整、精神面へのサポートなども行っていく職業です。本校ではコミュニケーション技能を高めるための演習や実技演習など、実践力を磨く授業に力を入れて取り組んでいます。国家試験に合格するまでの道のりは大変ですが、教員ができる限りサポートしますので、作業療法士をめざして一緒に頑張りましょう。
2019年度~2021年度
病院
精神科病院
介護老人保健施設
児童発達支援施設
医療福祉関連企業
作業療法士
藤﨑 斗羽さん
2022年3月卒業
現在は医療療養型の病院に勤務し、身体・精神・高齢期など、幅広く担当しています。業務としては、新患対応・リハビリ計画書の作成と説明・カンファレンスの準備・カルテ入力・ご家族への退院時指導などを行っています。担当の患者様が退院した時や、トイレなどのADL(※)が自立できた患者様に「ありがとう」と笑顔になってもらえた時に、作業療法士で良かったなと実感します。在学生の皆さん、実習や国試対策など、大変な毎日かと思いますが、絶対に自分のためになります!頑張って‼
※ADL...日常生活動作(Activities of Daily Living)